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情報を得る生理機能検査、患者さんから採取した血液や体液等を検査する検体検査、手術や内視鏡検査などで採取した細胞や組織の病変を直接顕微鏡下で観察診断する病理検査に分けられます。また、中央採血室では2名の技師が採血業務を担当しています。臨床検査技師は、患者さんから得られた検査情報を正確に分析・評価し、信頼性の高いデータを迅速に提供できるよう日々努めています。
・採血業務、鼻腔、咽頭などからの検体採取業務
※検査結果の見方はこちらから
放射線課は単純X線写真から最先端画像までの画像を扱う画像診断部門のスペシャリストです。
レントゲン(X線)やCT、MRI、超音波検査などを担当します。 放射線技術の専門知識を生かして、放射線や検査の説明、目的に応じた撮影、三次元画像などの作成や読影の補助、診療上の説明を受ける方へ判りやすい画像提供や手術サポートなどを行います。
また、すべての放射線業務に関わる、放射線機器や被ばくの管理なども重要な業務となります。
X線を用いて体内の情報を画像化する検査です。レントゲン検査と呼ばれる検査です。主に胸部や腹部、外傷による骨撮影も行なわれます。
触ってもわからないような早期の小さな乳がんを、白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰化の影(微細石灰化)として見つけることのできる検査です。
この検査は、専用の装置で乳房を挟みながら圧迫して撮影を行います。
X線を利用して、腰椎や股関節を撮影し、X線の吸収される割合から骨密度を測定します。 骨粗鬆症などで撮影します。
歯科撮影の一つで、歯、顎関節、上顎洞などの広い範囲を全体的に確認したい場合に撮影します。
胃の検診でバリウムを飲んで撮影する消化管検査が有名です。他にも腎盂検査、胆のう造影検査、関節造影検査、脊髄腔造影検査、子宮卵管造影検査などさまざまな検査法があります。造影剤が用いられ、単純撮影では分からない臓器や病変を観察します。
病棟や手術室、救急室などに小型のX線装置を移動し、撮影を行います。
X線を使って身体の断面を撮影する検査です。特に心臓や肺などの胸部、腹部、骨、脳の病変に関しては、優れた描出能が知られています。CT検査は、患者の体の周囲を360度方向から連続的に エックス線を当て、身体を "輪切り"にした断面像をコンピューターで処理して構成します。さらに、そのデータより三次元画像を構築することで、立体的な画像として把握できます。私たち診療放射線技師は、撮影の際、造影剤の注入タイミング、X線の被ばく線量のコントロールを行っています。
非常に強い磁石と電波を利用して、人体の様々な断面を撮像する検査です。特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。全身の検査に対応し、各部位のあらゆる方向の断層画像のほか、造影剤を使用しなくても全身の血管(MRA)や胆道系(MRCP)の撮像を施行でき、さらに目的に応じた造影検査も可能です。私たち診療放射線技師は、その撮影方法、画像コントラストの調整、造影剤の注入タイミングを行っています。また、非常に強い磁場を持つ磁石を扱うため、安全管理も大事な業務の一つとなっております。
超音波を使用した非侵襲的な検査です。腹部や胎児の動きをリアルタイムで観察します。X線被ばくを伴わない安心・安全な検査です。
病院における患者給食は治療の一環であり、患者の病状に応じた適切な食事を提供し、疾病の治癒、あるいは、その促進を図るためのものです。
栄養課では安全、安心で効果のある美味しい治療食、適切な栄養管理を目標に業務を行っています。
入院栄養指導、外来栄養指導、ドック栄養相談、メディカルフィットネス、在宅訪問栄養指導
糖尿病教室、骨粗鬆症教室、両親学級、メディカルフィットネス栄養教室、地域住民向け健康教室など
栄養アセスメントをおこない患者さんにあわせた栄養補給方法の提案・食事調整など
NST、褥瘡対策、摂食嚥下支援チーム、糖尿病教育入院、認知症リエゾン、骨粗鬆症リエゾン、心不全ケアチーム、各科回診(外科、下肢整形外科など)、各科カンファレンス
一日の食数:約450食/日
※個々の病態、性別・年齢に合わせて対応
※食物アレルギーや食欲不振など個別対応も多い
配膳時間:朝食8時、昼食12時、夕食18時(分割食:10時、15時)
※患者さんの食事に対する意見を聴く事により、より良い患者給食になるよう取り組んでいる。
臨床工学課では、医療機器の安全性の確保と機器の共用化による効率運用(過剰投資の抑制)を軸とした医療機器総括管理を行っています。また医師、看護師、他職種と綿密なチーム連携を図りながら、生命維持管理装置(人工呼吸器、ペースメーカー、血液浄化装置等)を中心とした医療機器の操作・保守管理を行っています。
歯科口腔外科の診療補助業務と入院患者、人工関節置換術が予定された患者の口腔内アセスメントと口腔ケアを中心に活動しています。疾患の治療前に口腔の感染源の除去、治療中の口腔粘膜炎の対応、出血傾向のある患者の観血処置に対応しています。全身麻酔の手術予定患者の動揺歯の精査や口腔内のクリーニングを術前に行っています。特に周術期の患者の口腔ケアには注力しています。人工関節の術前後、がんの術前後、化学療法前の口腔ケアを行い、肺炎や口内炎のリスクを軽減するよう努めています。