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泌尿器科
1.排尿の異常
○排尿困難(尿線が細い、勢いがない、とぎれとぎれに出る、お腹に力を入れないと出しづらい)
○残尿感、○頻尿(尿の回数が多い)
○尿意切迫感(急に尿がしたくなり我慢するのが難しい感じ)
○尿失禁(トイレに行く前に尿が漏れてしまう)
2.尿の異常
○肉眼的血尿(肉眼で見て血が混じっていることが分かる赤い尿)
○顕微鏡的血尿または尿潜血(肉眼で見て赤くないが、尿検査で尿中赤血球が確認されるもの)
○混濁尿(透き通っていない濁った尿)
3.疼痛(痛み)
○腎や尿管の疾患では側背部や側腹部、左右の下腹部が痛くなることがあります。
○膀胱や尿道の疾患では主に尿道が痛いように感じ、排尿の始め、最中、直後に痛みが顕著になる(排尿痛)ことがあります。
○精巣や精巣上体の疾患では、陰嚢部の痛みと左右腹部に放散痛が生じることがあります。
○前立腺の疾患では会陰部(肛門と陰嚢の間の部分)に痛みが生じることがあります。
4.腫脹・腫瘤(腫れやしこり、かたまり)
○腎臓が著しく腫大すると側腹に腫瘤を触れることがあります。
○精巣、精巣上体の疾患で陰嚢が腫れることがあります。
○排尿ができないために膀胱に尿がたまりすぎると下腹部が膨隆します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 山口建二 |
山口建二 |
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泌尿器科領域の種々の疾患に対応した、診察、検査、治療を行っています。
主な疾患は、下記の通りです
〈腎臓〉腎癌、腎盂癌(じんうがん)、腎盂腎炎、腎結石
〈尿管〉尿管癌、尿管結石
〈膀胱〉膀胱炎、膀胱結石、膀胱癌、過活動膀胱、神経因性膀胱
〈尿道〉尿道結石、尿道炎、尿道狭窄(きょうさく)
〈精巣・精巣上体〉精巣腫瘍、精巣上体炎
〈前立腺〉前立腺肥大症、前立腺癌、前立腺炎
〈陰茎〉包茎、勃起障害
外来では、ほぼすべての患者さんに尿検査を行います。尿路癌が疑われるときは尿細胞診(尿中に悪性細胞が存在していないかどうかの検査)を行います。
画像検査として腹部X線検査、腹部超音波検査、尿路造影検査、CT検査、MRI検査を行うことがあります。
膀胱や尿道の病気の診断のために、軟性ファイバースコープを用いた尿道膀胱内視鏡検査を行うことがあります。
前立腺癌が疑われる症例については、診断確定のために、一泊二日の入院で、前立腺生検を脊椎麻酔下で行っています。
当院では、膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術、前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術など、経尿道的内視鏡手術を主に行っています。